何世紀もかけて孤独になったヴァンパイア、清算の時を迎えた魔女、家にも心にも居座り続ける幽霊。パラノーマル・ロマンスは片足をこの世界に、もう片足をどこか異質な場所に踏み込ませる――そしてまさにそこに緊張感が宿っている。完全には人間ではない誰かに恋するとき、愛の代償が変わってくる。ゴシックで切なかったり、鋭くてどこかおかしかったり、作品によって空気はさまざまだ。もっと広い世界観と本格的な魔法の体系を求めるなら、ファンタジー・ロマンスが隣の棚に並んでいる。運命の番を信じる読者には、ウェアウルフ・ロマンスがぴったりのはずだ。
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