TaleSpace

最初の試練

翌朝、私は自分でもまだ残っているとは知らなかったコネを、片っ端から使い果たして潰していった。

暴力沙汰の前科がある元受刑者の仕事探しは、湖に沈んだ車を売ろうとするようなものだ。エンジンを見る前に、誰もが水没によるダメージに気づいてしまう。私は貸しのある建設現場の監督たちに電話をかけた。ゾーニング違反の解決を手伝ったことのある倉庫のマネージャーたちにも電話した。スープキッチンを運営している神父にさえ連絡を取った。

返答はどれも、丁寧な拒絶のバリエーションに過ぎなかった。保険の責任問題。会社の規定。今は採用していない。

正午までには、私のデスクは空のコーヒーカップと、激しくバツ印を書き込まれたメモで埋め尽くされていた。頭の中では、頭上のちらつく蛍光灯のリズムに合わせて鼓動がズキズキと響いていた。

諦めて皿洗いの仕事――絶望した者の最後の手段――を探し始めようとしたその時、携帯が震えた。古い知り合いのSalからのメッセージだった。彼は港で物流会社を経営している。Salは決して潔白な男ではなかったが、現金で払い、不必要な質問はしない男だった。

「荷役作業員に空きが出た。重労働だ。スイングシフト。2時にそいつを寄こせ」

キャリアとは呼べない。潮風にディーゼルと塩の匂いが混じり合う場所での、骨の折れる労働だ。だが、それは始まりだった。どん底から抜け出すための梯子だった。

私はThe Havenの廊下にある公衆電話の番号をダイヤルした。あの陰鬱な廊下に音が響き渡る様子を想像しながら、長くコールを続けた。ようやく、誰かが出た。

「ああ?」 ぶっきらぼうで、無関心な声だった。

「Ronan Croftをお願い。2B号室の」

「待ってな」 受話器が壁に当たるガチャンという音のあと、こもった叫び声が聞こえた。「Croft!電話だ!」

1分が過ぎた。そして2分。彼が来ないのではないかと思い、電話を切ろうとしたその時、受話器が上げられた。挨拶はなく、ただ呼吸の音だけが聞こえた。

「Ronan?」

「Ms. Hayes」 彼の声は硬く、警戒していた。「また俺の様子見か?」

「仕事を見つけたわ」 私は挨拶を省いて言った。「物流よ。港で貨物の積み込み作業。今日から始まるわ。2時間後に面接がある」

沈黙。安堵の言葉を期待していた。あるいは、しぶしぶながらの感謝の言葉を。だが、沈黙は重く、疑念に満ちたまま引き延ばされた。

「港か」 彼はようやく口を開いた。「どの埠頭だ?」

「Pier 19よ。Sal Morettiのチーム」

「Moretti」 彼はその名前を抑揚のない声で繰り返した。「誰だか知っている」

「彼はあなたにチャンスをくれると言っているわ、Ronan。この街の他の誰よりも、ずっといい条件よ」

「これは仕事じゃない、Eloise」 彼の声のトーンが落ち、私の腕の産毛が逆立った。「罠だ」

「何を言っているの?」

「Snakeが港を仕切っている。あそこは奴の縄張りだ。奴の仲間が労働組合を牛耳っている」

私は受話器を握る手に力を込めた。「私は自分のコネを使ったのよ。SalはSnakeなんて知らないわ」

「あそこにいる奴は全員Snakeを知っている」 彼は吐き捨てるように言った。「あんたは分かっていない。チェスをしようとしているんだろうが、ルールのさえ知らないんだ。あそこに行けば、俺は罠に飛び込むことになる」

「あるいは」 私は苛立ちを募らせて言い返した。「言い訳を探しているのね。努力するより失敗する方が簡単だから。檻の中にいた方が安全だものね?」

卑怯な言葉だった。口にした瞬間にそう自覚した。

電話の向こうの沈黙は耳を突き刺すようだった。彼の怒りが回線を通じて伝わってくるかのようだった。

「いいだろう」 彼は言った。その言葉は氷の破片のようだった。「あんたが行けと言うなら、行く。だが、この先何が起きようと……それはあんたの責任だぞ、Doc」

電話が切れた。

私は長い間そこに座り、電話を見つめていた。胃の奥に、冷たく固い不安の塊ができていた。自分は被害妄想に陥っているだけだ、彼はただ気難しいだけだと自分に言い聞かせようとした。だが、彼がSnakeを見た時の、あの瞳に宿った恐怖が頭を離れなかった。自分自身への恐怖ではない――生き残るために自分が何に変貌しなければならないかという恐怖だ。

午後の時間はだらだらと過ぎた。他のファイルや、他の顔、他の悲劇に集中しようとしたが、心は何度もPier 19へと漂っていった。壁の時計を見つめると、秒針が気が遠くなるほどゆっくりと回っていた。

午後2時。彼は今、あそこにいるはずだ。午後2時30分。面接は終わっているはず。午後3時。なぜ彼から連絡がないのだろう?

午後4時になる頃には、オフィスに差し込む影が長くなり、床の上を這う指のように伸びていた。人々が帰宅の準備を始め、建物の中の静寂が深まっていく。

Ronanが現れたかどうかを確認するために、私はSalに電話をかけようと手を伸ばした。

受話器に触れる前に、オフィスのドアが勢いよく開いた。

ただ開いたのではない。壁に激突し、額縁に入った証明書が揺れるほどの暴力的な勢いだった。

入り口にRonanが立っていた。

彼は荒れ狂っているようだった。胸を激しく上下させ、両拳を握りしめている。頬骨には新しく出血している切り傷があり、拳の関節は皮が剥けて赤くなっていた。だが、私を恐怖させたのは彼の目だった。見開かれた暗い瞳には、物理的な衝撃を感じるほどの激しい怒りと裏切りが混じり合っていた。

私は立ち上がり、椅子が床と擦れて大きな音を立てた。「Ronan? 何があったの?」

彼は部屋に踏み込み、後ろ手でドアを蹴って閉めた。鍵がかかる音が、銃声のように響いた。

「あんた、俺を奴のところに送り込みやがったな」 彼はデスクに詰め寄りながら唸った。

「私はSalのところに送ったのよ」 私は足がデスクの端に当たるまで後ずさりしながら、しどろもどろに答えた。「私には――」

「Salはいなかった!」 Ronanはデスクに両手を叩きつけ、身を乗り出した。彼の顔が数センチ先にある。彼から漂うアドレナリンの鋭く金属的な匂いが鼻をついた。「Snakeがいたんだ。待ち構えていた。現場監督の椅子に座って、自分の場所みたいにふんぞり返ってな」

血の気が引いた。「なんてこと……」

「俺が行くことを知っていた」 Ronanの声が、恐ろしいほどの囁き声に落ちた。「俺の名前も、あんたの名前もだ。あんたが俺をあそこに寄こすのに『とても協力的だった』と言っていたぞ」

「Ronan、誓って言うわ、知らなかったの」 私は声を震わせながら懇願した。「Salは古い友人なの、まさかこんなことに――」

「奴は俺に仕事を提示した」 Ronanは私の弁明を無視して遮った。「荷物の積み込みじゃない。運び屋をやれと言った。『簡単な仕事だ』と奴は言った。『昔のよしみでな』」

彼はデスクから離れ、檻に入れられた虎のように狭い部屋を歩き回った。短く刈った髪をかき上げるその仕草には、純粋な苛立ちが滲んでいた。

「俺は出て行った。奴にくたばれと言ってな。すると奴はどうしたと思う? 笑ったんだ。俺に選択肢はないと言った。俺の保護観察官も、あんたも、自分の手の中にあると言っていた」

「嘘よ」 私は勇気を振り絞ってきっぱりと言った。「あいつに支配なんてされていない。私がなんとかするわ。通報すればいい。私たちは――」

Ronanが勢いよく振り向き、その瞳が燃え上がった。「通報だと? 誰にだ? 奴が買収している警察にか? 俺を刑務所に戻す口実を探している保護観察委員会にか? あんたはまだ分かっていない! 書類仕事で『解決』なんてできやしないんだ!」

彼は私を見た。その時初めて、私は怒りだけでなく、絶望を目にした。抗いようのない、押しつぶされそうな絶望を。

「あんたが言ったことは一つだけ正しかったよ、Eloise」 私の名前を呼ぶ彼の声が震えた。「檻の中にいた方が安全だった。少なくともあそこなら、壁がどこにあるか分かっていた」

「Ronan、お願い」 私はデスクを回り込み、彼に手を伸ばした。「馬鹿なことはしないで。The Havenに戻って。一緒に考えましょう。転属の手続きをするわ。私が――」

「もう戻らない」 彼は言った。怒りは消え、冷たく死んだような静寂に取って代わられていた。「今夜あそこに戻れば、明日の朝は迎えられない。あるいは、手にナイフを握って刑期が10年増えるかだ。Snakeが奴らを逃がす方法は、その二つしかない」

「戻らなければ、仮釈放違反になるわ」 私は囁いた。「追われることになる」

「追わせればいい」 彼は言った。ドアを見て、それから私に視線を戻した。彼の眼差しが一瞬だけ私の顔に留まった。胸が締め付けられるような、奇妙で悲しげな表情だった。「あんたは努力したよ、Doc。それは信じる。本当によくやってくれた。だが、すでに溺れている人間を救うことはできないんだ」

「Ronan――」

「俺に近づくな」 彼はドアに向かって後ずさりしながら言った。「港にも近寄るな。The Havenにも行くな。俺に会ったことさえ忘れろ。それがあんたが安全でいられる唯一の道だ」

彼はドアを開けた。

「Ronan、待って!」 私は叫び、前に駆け出した。

だが、彼は速かった。ドアをすり抜けて姿を消し、重い足音が廊下の向こうへ急速に遠ざかっていった。

私は麻痺したようにそこに立ち尽くした。呼吸は浅く、激しく乱れていた。解決策を、抜け道を、何かを見つけようと頭をフル回転させた。

私は携帯をひったくった。Markに電話しなければ。警察に連絡しなければ。彼が取り返しのつかないことをする前に、止めなければならない。

だが、ダイヤルする前に、手の中の携帯が震えた。

私は凍りついた。着信ではない。テキストメッセージだった。

画面を見た。番号は非通知だった。

親指が画面の上で震えた。今まで知っていた世界――ルールと安全の世界――が今まさに終わろうとしているという、冷たい予感に襲われた。

私はメッセージを開いた。

五つの言葉。私の血を凍らせ、運命を決定づけた五つの言葉。

「彼は我々と一緒だ。手を引け」

私は光る文字を見つめた。カーソルが鼓動のように点滅している。Ronanではない。彼はメッセージなんて送らない。

奴らだ。奴らが彼を捕まえたのか、あるいは追い詰めているのか。

私は数秒前までRonanが立っていた、誰もいないドアの空間を見上げた。彼は去ることで私を守っているつもりだった。過去から逃げ切れると思っていた。

彼は間違っている。

私は携帯を下ろした。恐怖はまだそこにあったが、別の何かがそれに立ち向かうように湧き上がってきた。冷たく、固い決意。独りだと信じ込んでいる男の、あの絶望的な瞳を思い出した。

彼は独りじゃない。もう二度と。

私はバッグと鍵、そしてデスクの上のファイルを掴んだ。Markには電話しなかった。警察にも連絡しなかった。

私はオフィスを出た。明かりをつけ放しにし、ドアの鍵もかけずに。私は一線を越えた。そして、もう二度とこちら側には戻れないことを、確信していた。

It's just getting good…

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