シーズンの行方が懸かり、ロッカールームは何かと口を出してくる。そして頭から離れないのは、絶対に手を出してはいけない、あの人だ。スポーツ・ロマンスは駆動力で動く――競技にすべてを捧げ、人間関係には同じように注げない選手たち、別の何かに変わっていくライバル関係、観衆に見守られながら無防備になっていく緊張感。競争的で、肉体的で、鎧が外れたときに驚くほど繊細だ。同じ若さと感情の高さを求めるならニュー・アダルト・ロマンスが近い。笛の鳴り止んだあとの物語なら、コンテンポラリー・ロマンスがそれを引き継ぐ。
1 novel